昨日、高男山の自然研究路6号を下ってくる、女性3人が、
「石膏見れただけよかった」と話す会話に、耳を疑った。
高尾の自然に、珍しい花が咲いていると聞いてはいるけど、
女性が喜ぶほどの石膏があると、聞いたことは、ない。
挨拶の後、聞いてみた。
「セッコク、石斛、蘭の花ですよ」
「はぁ~」
生返事で、気分は珍聞感奮!
数十メートル登って納得してしまった。
なんと、えらいカメラを持った数人が、狭い登山道の端で、陣を敷いている。
「石斛」を撮っている。
しかし、その花がどこで咲いているのか、私には判らない。
発見して、口が塞がりませんでした。
なんと木の上に花が・・・・。
花音痴、私だけが知らなかったような気分になり、
やたらシャッターを押した次第。
お見事、遠い場所の木の上の「セッコク」はピンボケ。
その後高尾に来ている人たちは、この花を見に来た、と
言わんばかり話があちこち、
セッコクと日本人の関わりは深く、その歴史は平安時代までさかのぼり、
日本最古の薬物辞典『本草和名』に登場し、江戸時代に入ってからは
「長生草」の名前で栽培され、人気を集めたそうで。
日本や朝鮮半島に自生する、着生ラン。
岩の上や大木に着生して、花を咲かせ、
デンドロビウムという蘭の7つある分類の1つ、「ノビル系」に属す。
別名
セキコク
長生蘭(チョウセイラン)
少彦薬根(クナヒコナノクスネ)
岩薬(イワグスリ
なるほど、と調べて知恵はついたけど、
まさか以前見た見る木に、こんな花が咲くとは、つゆ知らず・・・・・
ついでに、花言葉は、
『私を元気づける』『あなたを元気づける』『豊かな笑顔』
ウン!それは言えた。
そんな私の「石斛」であります。
では!