2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧

3センチに200年の石、日原

ここは、12薬師と云って、12本の鍾乳石が垂れていたけど、明治に観光客が折ったとかで、痕跡しか見ることはできません。 日原のガマ。地上ではそろそろオタマジャクシが生まれる頃です、ね。 個々の見どころは、広い空間の宮も魅力ですが、この石灰岩の…

悠久の宮。日原街道に

1,200年前に発見された新宮洞と、昭和38年に発見された新洞からなる日原鍾乳洞。総延長1,270m 見学できるのは8つの洞の内、新宮洞と新洞の800mですが、足元は、きちん整備されていて、つまづきはないものの、滑って、こける可能性は一歩一歩その都度です。…

日原鍾乳洞、奥多摩

東京のはずれ、奥多摩湖に通じる道、青梅線奥多摩駅付近で曲がれば、都道204。10.8キロ、日原鍾乳洞まで。日原はーにっぱらーと呼び、対向車を待つ狭い道。落石も多く、私ごとき、打ちどころが良ければ、さわやか人間になるかもしれない。あえて期待はしない…

かわのりやま、かわごけやま、思い込みの油あせ。

「どこへ行ってた?」美容室へ出かけて、開口一番のあいさつ。「晴耕雨読」どっこい。山へ登るなら絶好の日差し。疲れていたのか、椅子に坐ったきり、うとうとと、時にはビクンとしながら陽が暮れる間際まで。まさに「雨耕晴読」どこか、ピントがくるってい…

登山口で頓挫、梅で口直し。

冴え帰った今朝、八王子は雪。そのころテレビの江の島の景色は、コントラスト見事な晴れ。昼近く、晴れる気配にむすびを4個。奥多摩、聖滝に一目散。が、行けば行くほど、曇って挙句雨。しかも、目的地までは落石があって、入山禁止のゲート。本日、登山道口…

小夜時雨に訪問者・・・・・

日本橋から15里、織物が盛んだった八王子の里窓越し遠く街の灯は、小夜時雨でぼんぼり、猫の恋が終わり、時雨たら猫柳も芽吹く、あと数日。 ロックでバーボン、物思いに吹けようかと思うも、夜の訪問者、主夫失業で、食事にありついたのは、いいけど、酔いに…

トラウマの釜ゆでと、美しい白糸の釜。三ッ釜ノ滝。

年越しそばの出汁に、鶏をと、羽をむしられも、なお、クテンとしたままの鶏、わらの火で、正気を取り戻して、雪の上を駆けずる姿に驚き、釜ゆでにされる鶏を見ていて、以来、半世紀以上、鶏肉を食べたことはなく・・・。今は汚れないナイーブさは、とっくに…

奥多摩、三ッ釜ノ滝。

仕事が片付き、少々ボケっとしていた午前、天気もいいし、と、奥多摩まで出かけました。檜原村の天狗滝・小天狗滝、綾滝のある、大岳山の裏側(どちらが表か裏か判りませんが・・)の、三ッ釜滝まで。奥多摩湖に通じる街道を走って、1時間30分ほど、三ッ釜滝…

ブラマンク。

☝ 雪の村・1930年。66.5×81.5 日陰の雪間土が一気に姿を見せた2月15日。仕事に行き詰まったり、完成しない仕事に時間が刻々と刻まれると、逃げ場所を捜す。昨日、今日はそんな日。続きそう。逃げたところは、ブラマンクの絵。徹底した自由主義者、画家にし…

出たあ~! 檜原の天狗

☝ 天狗滝を降りて50メートルでたあ~天狗・・・!○o。.○o。..。.。o○泡を吹いて、腰が抜けそう。 天狗、誰も見たことがないけど、八王子の主夫は見た。こんなの☟ ☝ ☟高尾山にある像と額です ☟ 臼杵山、真言宗の天光寺でセミナーを受けているたちの滝行。天光…

迷子の救世主、天狗。檜原。

☝ 天狗滝のてっぺん。檜原城落城して、平山氏重の奥さんが、天狗滝の上の綾滝で庵をむすんで、聖観音を安置して、拝んだ場所で、僭越ながら昼をとった後、 ☟ 綾滝 下山道をそれて、天狗滝のてっぺんに・・・。日光、華厳の滝から、一高生、失恋か、厭世にな…

綾滝、檜原村

車道からの距離:1.7キロ40分の標記、でもちっと違う・・・。登れど登れど、沢は岩石、登山道は急勾配で凍結の土曜日、標高800メートルほどの東京最西の檜原村「綾滝」まで。 日差しが強いと思った。春はそこ? ☟ 落差:21メートル一筋の水流が岩肌を音もな…

紅柄の橋梁も、織る錦。碓氷峠

☝ ☟ 廃線・信越本線・熊ノ平駅 日暮れ、黒光の氷道を登れば、錆びた紅柄色の、役目を終えた越本線の橋梁を、包むようにように、黄雀茶色の木立と落ち葉が・・・。国文学者、高野辰之35歳の時、故郷信州豊田村に帰る途中の碓氷峠、熊ノ平駅で、秋の夕日に照…

谷間 ❝僕のあの帽子❞ 霧積・金湯館

明治43年の大雨で山津波が発生する前、軽井沢が発展する前、40数件ホテルや別荘地は、東京からの避暑地として、栄えた霧積温泉でした。☟ 霧積館は昭和46年の開業から半世紀、 平成24年、水車を残し解体。 ☟ 霧積館の近くに、土砂崩れで悲惨な状況を見…

前略 西條さま、森村様。霧積!

前略、西條八十さま。あなたが谷底に落としたY.Sと書いた頭文字の、つやつや光った、伊太利麦の帽子。谷間に静かに雪がつもっているでしょう、と回顧した、霧積。あなたの帽子を探した日は、陽がさすのに、手がかじかみ、氷柱が心に残った景色でした。そして…

碓氷湖、夢のせ橋!

日曜日、群馬県と長野県の県境、碓氷峠の「霧積温泉」を訪ねて日暮れ前、坂本ダムの人造湖「碓氷湖」に車を停めました。誰もいない湖に張った氷と夕陽が、横川駅から、熊ノ平まで、碓氷峠を走った、信州本線の橋梁に合わせた意匠の、「夢のせ橋」を渡ったか…

アイスクライミング・

井上靖・作「氷壁」ナイロンザイルが切れた。切れたのか、切ったのか・・・。まさかここには、そんなドラマはなさそう!群馬・霧積温泉に登る途中、アイスクライミングに、挑戦している人たちに会いました。見ていて、若かったら私も挑戦してたな・・と、1…

キスミー(霧積)、僕のストローハットは

☝ 碓氷峠安中眼鏡橋、(明治26年竣工) ぼくの帽子 母さん、僕のあの帽子、どうしたんでせうね? ええ、夏、碓氷から霧積へゆくみちで、 谷底へ落としたあの麦わら帽子ですよ。 母さん、あれは好きな帽子でしたよ、 僕はあのときずいぶんくやしかった、 だけ…

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